人気ブログランキング | 話題のタグを見る

卒業式

卒業式_e0083693_13123124.jpg少し日にちが経ってしまいましたが、先週の火曜日(6月5日)にプリンストン大学の卒業式がありました。
Reunionで集まった往年の卒業生たちがプリンストンを去った後は、現役学生に主役の番が回ってきます。

卒業式の主なセレモニーは3つあって、
日曜日の夜の「Baccalaureate(バカロレア)」;卒業生が自分たちで選んだ著名人を招いてスピーチをしてもらうイベント
月曜日の「Class Day(卒業祝賀会)」;卒業生がお世話になった先生や家族に感謝の意を示して企画するイベント
そして火曜日の「Commencement(学位授与式)」と続きます。

どのセレモニーも式場に入るのにチケットが必要で、大学関係者とは言え一般ピープルの私たちはなかなか見ることができません。去年は全く意識してなかったのですが、今年はたまたまCommencementの時に側を通りかかったので、そっと後ろの方の席に紛れ込んじゃいました。

学部生や大学院生達がガウンとキャップ、フード(ガウンの首もとにかけている垂れ布。学位によって色が異なる)を身につけてナッソーホールの前庭に集まっていて、周りで大勢の家族たちが見守っています。ラテン語での開式の辞があったりして、かなり厳かで格調高い雰囲気。先攻分野の名前が読み上げられると、学生たちと一緒に家族も立ち上がって拍手を贈ります。私も自分の先攻分野(Molecular Biology)の時には思わず立って拍手しちゃいました。(式の詳しい様子はこちらのNews@Princetonへ)
卒業式_e0083693_1352047.jpg
スピーチをする卒業生代表。手前の立派な椅子に座っているのが学長さん。

そこで一旦式場を離れたのですが、その後式が終わった直後に学生がぞろぞろと出てくる所に遭遇。みんな晴れ晴れとした誇らしげな表情で、初夏のまぶしいお天気にも負けないほどの輝く笑顔をしていたのがとっても印象的でした。祝福する家族も先生たちもみんな嬉しそう。
卒業式_e0083693_13184127.jpg
ガウンを着た卒業生たち

卒業式_e0083693_1354228.jpg
先生方もみんなガウンを着ています

全寮制であるプリンストン大学では、学生はこの卒業式の日を最後に寮を引き払い、4年間過ごしたキャンパスを去って行きます(キャンパスは子供を迎えに来た親たちの車でいっぱいになる)。でもぜんぜん湿っぽい感じがしないのは、アメリカだからなのかな?日本と違って、こちらは卒業式が終わったらすぐ夏休みだし、Have a nice vacation!的な感覚なのかもしれませんね。今年卒業して行った学生たちも、数年後、数十年後にはReunionでみた元気な同窓生のようになるんだろうなあ、と想像するとなんだか楽しいですね。

by princetonmary | 2007-06-09 23:41  

<< 引っ越しシーズン Reunion >>