カナダ小旅行の第2報です。
川沿いを歩いて滝を観て回った次の日は、観光船「霧の乙女号」に乗りました。ナイアガラの滝のすぐ側まで船に乗って行けると言うもので、事前に調べた
ナイアガラの滝のホームページで見てぜひ乗ってみたいと思っていたのです。
朝一番に乗り場に行ってみると、もう結構人が並んでいてあららーと思ったのですが、思った以上の速さでどんどん列が動いて行きました。それもそのはず、この観光船には一度に600人あまりの観光客を乗せることができるそうで、それが15分おきに運転しているのです。エレベーターで崖を降りるとセキュリティーチェックがあり、青いビニールのポンチョの様な物を全員渡されます。朝だったのでそれほど暑くはありませんでしたが、このビニールをかぶって船を待っていると、中が蒸し暑くて大変でした。何百人もの人が青いポンチョを着て並んでる姿…ちょっと異様です。マークが「僕らスマーフの集団だね!」と笑っていました(スマーフって何?という方は
こちら)。
私たちの乗る船がやって来て、全員が我先にと乗り込むといよいよ出発。まずはアメリカ側にある滝に近づいて行きます。どんどん近づいくと滝のしぶきが頭の上からかかってきてすごい!ビニールを着ていなかったらずぶ濡れになりそうなほどです。写真を撮りたいけれど、カメラが濡れてしまうので袖から出したりしまったりしてなかなか思うように撮れません。それに船が結構揺れるので、手すりにしっかりつかまっていないと落ちそうで怖いし。間近で見る滝は上の遊歩道から見たのとはまた違って数倍の迫力で迫って来て、すごかったです。船に乗っているみんなが歓声をあげて見上げているけれど、ゴウゴウと流れ落ちる水の音がすごくてかき消されてしまうんです。
一つ目の滝を過ぎて一息つくと、次はカナダ側の滝へ。この滝は滝が滝つぼを囲むように流れているので、船で真中へ進んで行くと水のカーテンに囲まれてしまったように感じるんです。水しぶきの真っただ中に入って行くと、流れ落ちる滝が本当に目の前に見えてものすごい迫力!その水量にも圧倒されました。こんなにもたくさんの水が1日24時間、365日流れ落ち続けてるなんて、当たり前の事なのになんだか不思議と感動してしまいました。大自然の作り出す雄大さってすごい魅力ですね。
30分ほどの行程を終えて乗り場に戻ってくると、みんなずぶ濡れになっていました。もちろんビニールを着ていたので服は濡れませんでしたが、フードの部分をかぶらなかった人は髪の毛がぐっしょり濡れてしまうほど水しぶきをかぶったようです。余談ですが、この川の水はあんまりキレイではない様な…乗り場付近の流れの滞っている所には茶色い泡が立っていて、ちょっとガッカリしてしまいました。遠くから見る滝はあんなにキレイに見えるのに。ナイアガラの滝は五大湖のうちオンタリオ湖とエリー湖を結ぶ川の途中にあるので、滝の水はこの巨大な湖からのものなわけですから、山の中の滝のように湧き水できれいという訳にはいかないんでしょうね。
そうだとしても、この霧の乙女号はナイアガラの滝を満喫するには欠かせないアクティビティの一つです!もしまた訪れる事があったら、また絶対乗ると思います!
霧の乙女号。青いビニールをかぶった人たちがたくさん乗っている>
船が出発し、次第に滝に近づいていく>
アメリカ側の滝。舞い上がる水しぶきが頭から降りかかってくる>
次はカナダの滝へ。これからあの水しぶきの真中へ入って行く>
頭上から流れ落ちるような近さで迫ってくる滝。ものすごい水の量!>